Engineer Group
メールマガジン
建築知識
 
056号



   ◆
  ◆◇◆                          ☆建築雑知識            056号
 ◆◆◆◆◆
◆■ ■ ■◆           
 ■ ■ ■
 ■■■■■ Engineer & Architect group 建築企画
*******************************************************************************
 読者の皆さん大変ご無沙汰しました。 
 これまでにコンスタントに発行していました建築雑知識は、1月25日の発行を最後
 に長い間沈黙をしてしまいました。

 これは、「建築雑知識」を執筆してます事務局幹事の私が、某国に拉致・誘拐されて
 いた訳でも、警察のご厄介になってた訳でも、病院に入院していた訳でも有りません。
 ・・・吉永小百合さんのシャープのCMに誘発されて「ガラスと草の家」を見に海外
 に出かけたと言いたいところですが、残念ながらそう言う訳でもありません。

 ただ、単に今年の1月2日からズーと多忙だったのです。
 これは言い訳になりませんね。現に、今までにも、もっと多忙な時期が有りましたが、
 それでも発行してきました。
 ただ、今回は全くタイプの違う仕事が2つ同時進行したために、2つの仕事と文章作
 成への切り替えができずに、文章がなかなか頭に浮かばず今日に至ってしまいました。
 この間、他のメンバーに代筆をお願いしましたが、『E-mail無料相談は受けるが、文
 章作成は勘弁して』と言う連中ばかりで長い間休刊となってしまいました。

 これまでに継続してご愛読してくださった方や、1月25日以降にせっかく読者登録
 いただいた読者の皆様に大変申し訳なく思っております。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆休刊中に思ったこと

 今回の件で思ったことですが、設計業務と文章作成とは明らかに頭脳の働く場所が違
 うなということです。
 設計業務でもデザインを重視したオフィスビルと、機能、性能を重視した化学工場の
 改修工事の設計とは、これもまた頭脳の働く場所が違うなと実感しました。

 これまでコンスタントに発行しているときは、週1回の文章作成も一つの気分転換と
 なって苦にならなかったのですが、このように3つの異なった業務を同時に処理には、
 私の頭のキャパシティー越えてしまったのです。
 こうなるとスランプですね。現在のヤンキースの松井秀樹のように絶不調となってし
 まいました。

 人生と言うのは、弱り目になると祟り目に遭うのですね。
 このところウイルスメールが頻繁にくるようになり、また、「パッカーらしき者がパ
 ソコンに進入しようとしています!」とセキュリティーが盛んに警告を鳴らすように
 なりました。
 セキュリティー保護をしているので安心なのですが、古いバージョンのセキュリティ
 ーを毎年更新していた代物なので心配になり、新しいバージョンに切り替えたのです。
 ところが、新バージョンにグレードアップして数日すると、ニッチもサッチも行かな
 くなりました。ウィンドウズが壊れてしまったのです。慌てた私はメーカーに訪ねる
 と、『もうフォーマットするしかないですね。』と冷たい死の宣言を受けてしまいま
 した。
 フォーマットすると言う事は、ドライブの中のデーターはパーに成るって事ですよね。
 頭の中が真っ白とはこのことです。設計の完了日が迫っていた私には、躊躇している
 暇もなく、フォーマットの準備に取りかかりました。

 『そうだ!確か、今設計中のデータはMOに待避させていたはずだ!』と確信とも、
 願望ともつかない気持ちで、それを確かめる術もないまま焦る気持ちでフォーマット
 を決断しました。
 メーカーの『フォーマットするしか有りません。データーは無くなります。』との言
 葉に、この時はすっかり平常心を失っていたんでしょうね。中のデータを失うことを
 観念し初期化しました。・・・

 『アッ!』時はすでに遅し、平静になった私はとんでも無い間違いに気がつきました。
 このようにパソコンが壊れた時でも被害を最小限度に押さえるために、プログラムソ
 フトを納めているドライブと、データを納めているドライブとを分けていたのです。
 ウィンドウズが壊れてフォーマットするのも、ウィンドウズが入っているドライブの
 みをフォーマットするだけで良かったのです。
 そうすれば、データが入っているドライブは無傷で済んだはずですが、全体を初期化
 してしまったのです。
 一度は諦めたデータですが、冷静に処理していれば無傷で済んだと思うと、返す返す
 も残念で今度は胸の内が真っ黒に成ってしまいました。ξξξξξζ 

 幸いなことに今設計中のデータは、MOの中に存在しました。しかし、ここ2年間に
 手掛けた設計データは消滅してしまいました。2年間コツコツと貯めた有用な資料も
 全て無くしてしまいました。・・・・ア〜ッ!もう駄目だ!立ち直れない〜ッ!
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
 時は流れました。1日、2日、・・・1週間、2週間、・・・1月、・・・・・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
 昨日、安藤忠夫氏設計の兵庫県立美術館に「東山魁夷展」を見に行きました。 

 静寂で澄んだ画風を見ている内に心の内もすっかり癒され、東山魁夷画伯に「建築雑
 知識」をお送りする力と勇気を与えて貰いました。 

********************************************************************************
★用語の説明コーナー★ (今日の用語は建築用語ではありません。)  
**********************
 MO・・・光磁気ディスク 読み方 :  エムオー 
  
      フロッピーディスク(FD)と同様データの書き込み・消去ができるもの。
      フロッピーディスクと同じ大きさ、厚さは6mmとそんなに変わらないの
      に128MB、230MB、540MB、640MB、1.3GB、2.3GBと大容量のデータが保存で
      きます。
      書込み・呼出しには専用のMOドライブが必要となります。
      扱いもFDと同じように手軽で、書き込みはFDより数倍早い。
      
      http://e-words.jp/w/MO.html    (MOの画像が載ってます。)
********************************************************************************
★編集あとがき★
****************
 どうしてセキュリティーを強化したのに、パソコンが逝かれたのでしょうか?
 どうも、うっかりしてインターネットのケーブルを接続したまま旧バージョンを削除
 した一瞬、ハッカーが進入してきたとしか思えません。
 皆様もセキュリティーには十分ご注意ください。ウィルスやハッカーがウロウロして
 います。
*******************************************************************************
『建築雑知識』は建築技術者と建築家のグループ
「Engineer&Architect group建築企画」
  が「建築を愛する皆様」へお送りします。
                       編集発行:E&A建築企画 事務局
                         E-mail:jim@kentiku-kikaku.com
                         http://www.kentiku-kikaku.com/


前へ 次へ