~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~《H25.10.12記》
■ 平成25年度設計製図試験対策−5
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◆いよいよ明日が本試験となりました。どのような課題か楽しみですね。
皆さんも余裕を持って、上から目線で取り組みましょう。
今回は、試験直前ですので、最後の注意点を述べようと思います。
1.課題文を読んだ時、今まで学んだ施設の常識や建築の常識、一般常識と異なることが書いてある
場合は、もう一度読み直すこと。・・・大抵が貴方の読み違いです。
2.課題文を正確に読み込んでいますか。数多くの課題をこなす内に慣れてしまって、機械的に処理
していませんか。例えば、対策−3で揚げたような例です。
3.課題文を読み終わったら、全体の構想を頭の中に描いて、進むべき方針を立てましょう。
敷地状況、アプローチ、ゾーニング。最後に面積チェックを忘れずに!
4.ピタッとはまるブロック寸法は何かを探すより、まずは、7×7をベースに進む。
不都合が目立った時に7×6や他のスパンに修正しよう。要求室面積の±10%の幅を考えれば、
結構7×7で対応できます。
5.要求室の面積に過敏にならない。
約がついた面積は、おおむねで有って、場合によっては±10%の範囲を超えても良いくらい。
(試験元は許容範囲は±10%とは何も言っていません。)
重要度もない面積に固執するあまりに、プランやゾーニングが歪になることの方が問題です。
6.間仕切りは整然と納まるように、絶えず意識する。
意識すれば、そう成らない要因を探れば解決の方法が見えてきます。プランが旨く納まらない人
の多くは、EVや階段などを一旦決めたら頑として動かさないところがあります。フットワーク
を良くして移動させましょう。
7.最初の設定は欲を出して高望みしよう。
時間を気にするあまりに最初から低い設定をしてしまう人が居ます。最初から低い設定では良い
ものには仕上がりません。
課題は、難しい課題も有れば易しい課題もあります。易しければ受験者の多くが内容の良いもの
に仕上げるでしょう。途中から上げることはできません。難しければ、優先順位の低いものから
妥協していけば良いのです。
8.妥協も大切です。書き上げる事がこの試験の最大の条件です。
9.エスキスが決まり作図に入ったら、途中で変更はしない。
作図中に迷いも生じます。もっと良い案も浮かんできます。しかし、もっと良いと思っていた案
も課題の条件を無視していることが多いものです。エスキスの段階で十分に時間をかけて検討し
たはずです。信じて進みましょう。
10.当日は普通の精神状況ではありません。受験者みんなが、そう言う精神状態です。貴方だけで
は無いのですよ。行き詰まったら課題文を読み返しましょう。きっと、貴方に都合の良いこと
が書いてあるはずです。
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◆明日のご健闘をお祈りします。
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