~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~《H18.7.22記》
■ 平成18年度製図試験課題発表
平成18年度の設計製図試験の課題が7月21日(金)に発表されました。
今年度の課題は、『市街地に建つ診療所等のある集合住宅(地下1階、地上5階建)』です。
『集合住宅』の課題はしばらく出題されていなかったので、もうそろそろ出題されても良いなとは
感じていたけど、しかし、本年の課題が『集合住宅関連』と聞くと、改めて昨年の世間を震撼させ
た例の事件を思い出させずには居られません。
それどころか、例年の課題だったら単に『市街地に建つ診療所等のある集合住宅』となっていたで
しょうが、今年は課題文に(地下1階、地上5階建)と敢えて階数指定を付け加えています。
従来の階数の扱いは、課題文の中の設計条件の一項目としての扱いでしたが、今回は何と課題とし
て取り上げられています。
このことは何を意味するかですね。本年度の課題は、久しぶりの『集合住宅』と言うよりも、それ
以上に深い意味を持った『集合住宅』に感じてしまいます。
昨年末に発覚しました耐震偽装事件は、信頼の上に成り立っていた建築設計業務を崩壊すると共に、
一級建築士の資質や資格制度までもが信頼を無くしてしまいました。そうした中で、一級建築士の
資格試験が、明日23日に学科試験、来る10月8日に製図試験が実施されます。
事件後初めての資格試験と言うこともあり、設計製図試験の課題『市街地に建つ診療所等のある集
合住宅(地下1階、地上5階建)』は、国土交通省始め、試験関係者が事件のことを強く意識した
結果でしょう。
となると、今後設計製図の対策は、従来の集合住宅を計画すると言うことだけで無く、出題元の課
題の狙いを強く意識しなくてはないませんね。
これから設計製図の試験まで、あちらこちらの掲示板等で受験生の皆様を色々と惑わせる無責任な
風評が出回ることでしょう。しかし、風評に左右されることなく自分自身で考えることが重要です。
学科から受験される人にとっては、まずは明日の学科試験に力を十分に発揮することです。
しかし、設計製図対策は合格発表が有ってからなんて考えているそこの君!それでは「時は、既に
遅し」だよ。
学科試験が終わってから、学科の合格発表まで時間があるけど、その間、無駄に過ごさないことだ。
「E&A」でも今後、「学習のポイント」に触れるけど、資格学校では、「設計製図の講義を受講
しても、万が一学科試験に不合格となった場合は、授業料は要らない。」と言う所もあるらしい。
まずは、受講し体制を整えることだね。残念ながらそう言う資格学校が無い地方の皆さんは、兎に
角、通信教育などで早めに対策をすることだよ。
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久しぶりの『集合住宅』だけど、受験生にとっては『集合住宅』の課題が何年ぶりで有ろうが初め
ての課題な訳で、どのような対策をすれば良いかだよね
・・・以前、一度体験しているから大丈夫だって?・・・おい、おい、そろそろ合格しようぜ!
「E&A」も応援するよ!
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